花粉症・アレルギー外来|つらい症状の受診目安と治療法について

1.花粉症の基礎知識

「また今年も鼻水と目のかゆみの季節がやってきた……」 「市販の薬を飲んでいるけれど、眠気が強くて仕事に集中できない」 「そもそも自分は何のアレルギーなのか、一度はっきりさせたい」

花粉症やダニなどのアレルギー症状は、いまや国民病とも言われますが、そのつらさは決して「当たり前のこと」として我慢すべきものではありません。私は日本アレルギー学会認定のアレルギー専門医として、これまで多くのアレルギー疾患と向き合ってきました。

当院では、目の前のかゆみや鼻水を抑える「対症療法」はもちろん、体質から改善を目指す「根本治療」まで、専門医の視点で一人ひとりに最適なプランをご提案します。

2. 考えられる主な原因(アレルゲン)


1. 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサなどの花粉が原因です。


特徴: 季節によって症状が変動します。春先のスギだけでなく、秋の花粉症も増えています。


当院の対応: 即効性のある内服薬に加え、目薬や点鼻薬を適切に組み合わせます。


2. 通年性アレルギー性鼻炎

ダニ、ハウスダスト、ペットの毛などが原因です。


特徴: 季節に関係なく、掃除の際や寝起きなどに症状が出やすいのが特徴です。


当院の対応: アレルギー検査(View39など)を行い、原因を特定した上で、生活環境のアドバイスと投薬を行います。


3. アレルギー性結膜炎

目にアレルゲンが付着することで起こります。


特徴: 目のかゆみが強く、こすることで結膜が腫れてしまうこともあります。


当院の対応: コンタクトレンズを使用されている方など、状況に合わせた点眼薬を処方します。


4. 喘息(ぜんそく)・咳喘息

アレルギー反応が気道(空気の通り道)で起きている状態です。


特徴: 花粉シーズンになると咳が止まらない、夜間にゼーゼーする。


当院の対応: 呼吸器専門医として、FeNO検査(呼気一酸化窒素測定)などを用い、鼻だけでなく「肺・気道」までトータルで診療します。

3.花粉症と健康への影響

花粉症の症状が長期間続くと、睡眠障害や集中力の低下、精神的なストレスなどが引き起こされる可能性があります。

また、鼻づまりが慢性化すると中耳炎や副鼻腔炎のリスクも高まります。

4.花粉症の診断方法

花粉症は、主に皮膚テストや血液検査によって診断されます。
血液検査ではアレルギーに関連するIgE抗体や好酸球上昇などを確認します。

皮膚テストでは患者の皮膚にアレルゲンを少量塗布し、反応を観察しますが当院では行なっておりません。

5.花粉症の治療法

アレルギー専門医として、当院では以下の2つのアプローチを組み合わせています。


1. 症状をコントロールする「対症療法」

内服薬、点鼻薬、点眼薬を使い、今のつらさを最小限にします。「眠くなりたくない」「即効性がほしい」といったご要望に合わせ、専門的な知識からお薬を調整します。


2. 体質から変えていく「根本治療(アレルゲン免疫療法)」

スギ花粉やダニが原因の方には、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)という選択肢があります。これは、アレルギーの原因物質を少量ずつ取り入れることで、体を慣らしていく治療です。 数年間の継続が必要ですが、将来的に薬をなくせる可能性がある唯一の治療法です。専門医として、この治療の適応を正しく判断し、長期的なサポートを行います。

6.予防策


花粉症を予防するためには、花粉の飛散が多い日や場所を避けること、マスクの着用、部屋の掃除や換気などが有効です。

7. よくある質問

Q. 血液検査はした方がいいですか? 

A. 必ずしも必須ではありませんが、原因を知ることで「いつから薬を飲み始めるべきか」「何を避けるべきか」が明確になり、より効果的な治療が可能になります。


Q. 妊娠中や授乳中でも薬は飲めますか?

 A. はい、使用できるお薬はございます。お母さんと赤ちゃんの安全を考慮し、最適な種類を選択しますのでご安心ください。

Q. 舌下免疫療法はすぐに効果が出ますか?

 A. 即効性のある治療ではなく、数年単位で続けていく治療です。今のつらさを取るお薬と並行して始めることができます。

最後に:ガマンせずに「スッキリ」した毎日を

「花粉症だから仕方ない」と諦めて、毎年つらい季節をやり過ごすのはもう終わりにしませんか。


当院は、東松戸駅から徒歩すぐ、夜も診療を行っております。お仕事帰りや家事の合間に、ぜひお立ち寄りください。あなたが深く息を吸い込み、澄んだ瞳で毎日を過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。