一般的に気管支(または気道)にアレルギー性の慢性炎症が生じ、気道が敏感(過敏性)になる病気です。
症状は明け方や天候の変化、風邪をひいたときなどで生じやすくなります。
症状が一過性のため、そのまま放置されることもあります。
息を思い切り吸ってから、勢いよく吐いたときに1秒間で吐ける量(1秒量)を測定します。
気道がせまくなっていると、1秒量が少なくなります。
喘息、C O P D(慢性閉塞性肺疾患)の診断に重要です。
意外と知られていないのが、喘息は進行性の病気です。徐々に進行して、最終的に症状が出てきます。
症状がない時でも炎症が起きているため、早期発見・治療継続が重要となります。
高血圧や糖尿病と同じように長く付き合っていかないといけない病気だという認識が必要です。
重要なことなので何度もお伝えします。
喘息は基本的には進行性の病気です。症状が軽微でも治療を続けることが重要になります。
参考文献:
喘息予防・管理ガイドライン 2021 :「喘息予防・管理ガイドライン2021」作成委員
アレルギー総合ガイドライン2019 : 一般社団法人日本アレルギー学会